経験も資格もないけど、今さら働けるかな?
工場勤務やレジ打ちなら出来そうだし、求人も多そう。できれば、やりがいがあって、楽しく働ける仕事がいい。
そう言えば、最近ニュースで保育士不足って言ってたような…
子育ての経験もあるし、子どもが好き。保育士って興味がある。
でも、保育士で働くのって資格が必要?誰でも資格は取れるの?
こういった疑問に応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
・主婦が保育士に向いている3つの理由
初めまして。さきです。
専業主婦から保育士資格を取得し、現在認可保育園で働いています。
経歴は、以下のとおり。
年齢 | 状態 |
~38歳 | 専業主婦 |
38歳~39歳 | 保育士試験の勉強を始める |
39歳 | 保育士資格取得、パート勤務開始 |
43歳 | 正規職員として勤務開始 |
結論:専業主婦から保育士になることはできます。資格を取得した後も子育ての経験を活かしながら働くことができます。
主婦から保育士になれる3つの理由
【理由1】保育士試験で資格が取得できるから
主婦から保育士になるルートは以下のとおり。
※出典保育士になるには?-厚生労働省 (mhlw.go.jp)
保育士になるには①「指定保育士養成施設」を卒業する方法と②保育士試験を受験し、合格する方法の二つがあります。ここでは②の保育士試験を受験する方法を紹介します。
※高校卒業でも条件を満たせば受験資格があります。詳しくはhttps://www.hoyokyo.or.jp/exam/で確認してください。
ここで重要なことが二つ
①保育や教育に関係ない学部や学科を卒業していても受験資格になるという点です。
私は保育に全く関係のない学部を卒業していましたが、大丈夫でした。
②受験に年齢制限はないという点です。
40歳でも50歳でも資格を取得できます。一般企業を退職してから資格を取得する人もいます。
【理由2】低価格、短期間で資格取得できるから
資格取得のためにおすすめの勉強法は通信講座の利用です。独学で勉強する方法もありますが、効率が悪いのでおすすめしません。保育士試験は筆記試験が9科目、160問出題されます。内容も多岐に渡っています。独学で合格するのは、かなり難しいでしょう。
通信講座であればかかる費用は5〜10万円程度。保育士として働き始めたらすぐに元が取れる額です。また、通信講座には動画での説明があったり、実技試験のサポートがあったりして、効率良く勉強を進めることができます。
合格に必要な勉強時間:およそ1年と考えましょう。
保育士試験は、前期(筆記が4月・実技が7月)、後期(筆記が10月・実技が12月)に実施されます。また、合格した科目は3年目まで有効です。前期試験で得意科目を合格、後期で残りの科目を合格するといった方法もあります。
私は4月から勉強を始めました。1日3時間の勉強を続け、10月の試験で合格出来ました。
【理由3】求人が豊富だから
いざ保育士資格を取得しても、就職できないと意味がありません。その点、報道されているように保育士は慢性的に不足しています。
厚生労働省が発表したデータによると、令和4年10月の保育士の有効求人倍率は2.49倍となっていました。
そのため、就職先は自分が好きなように選べます。例えば、家の近くで働きたい、子育てが落ち着くまではパートで働きたいなどの希望が通ります。さらに、パートで働く場合も子どもが幼稚園へ行っている間の9時~13時だけ、など細かい時間の希望も可能です。
短時間でもいい。
とにかく資格を持った人が欲しい!
by現場で働く保育士
主婦が保育士に向いている3つの理由
【理由1】子育ての経験が活かせるから
オムツを変えたり、ミルクを作ったり、子育てでやってきたことは現場で即戦力になります。
通常、未経験の保育士は、複数担任で受け持つ0、1、2歳の担任に配属されることが多いです。そこに子育て経験者がいれば心強いのです。
若い保育士さん達は学校で学んでいても、赤ちゃんの寝かしつけやあやし方などは子育て経験者の方が上手なのです。
寝かしつけは任せて!
by子育て経験者
【理由2】余裕で保護者対応ができるから
保育園の役割の一つに保護者支援があります。
子どもが健全に成長するためには、安定した親子関係が不可欠だからです。
そして、多くの保育者が保護者対応が苦手です。なぜなら、自分自身に子育て経験がないから、また保護者の多くが自分より年上だからです。
その点、子育て経験のある保育者であれば保護者の気持ちに寄り添うことが自然にできます。
【理由3】わずらわしい人間関係に巻き込まれにくいから
下記の表から分かるように、保育者の離職理由トップは職場の人間関係です。
出典:https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/21/backdata/01-01-02-62.html
保育士の人間関係が大変な理由は下記のとおり。
・横並び
保育士には役職が園長、主任、副主任くらいしかありません。建前上はそれ以外の保育士は横並びです。しかし、実際には経験年数によっての上下、担当するクラスによっての上下など見えない上下関係があります。はっきりとした役職がない分、同じ立場の保育士同士で嫉妬ややっかみがうまれ、職場での人間関係が難しくなります。
・閉ざされた社会
男性保育士が増えてきたとはいえ、保育の現場はまだまだ女性が中心です。女性特有の社会に加え、多くの保育士は保育園でしか働いた経験がありません。その結果生まれるのが閉ざされた社会です。独特の価値観を持った人間が閉ざされた環境で働く結果、わずらわしい人間関係が生まれてしまいます。
年代も経験も違う主婦からの保育士であれば、このようなわずらわしい人間関係から一歩距離を置くことができます。
まとめ【子育てが一段落して手に職をつけることを考えているのなら保育士がおすすめ】
ということで、保育士に興味があるのなら早速行動に移しましょう!!
もう40歳?いいえ、まだ40歳です。
今日が人生で一番若い日!!